チーム経営
今野製作所が目指す
「チーム経営」とは?
今野製作所は、「チーム経営」を追求しています。
経営層においては営業、技術、製造、業務の執行責任者が、それぞれの視点を持ち寄り、緊密なコミュニケーションにより課題解決にあたります。議論から得られる気づきも大切にします。なぜなら、今日の経営環境はあまりも変化が大きく、誰にとっても事前の想定が困難です。ひとりのリーダーの限られた視野・経験・知見だけに頼るより、協力し合い、知恵とエネルギーを結集することがイノベーションにつながる。そう考えるからです。
職場における働き方もチーム重視です。すべての業務課題はひとりではなく、2人以上のチームで担当します。目標を共有し、実施方法をディスカッションし、役割と責任を明確にしながら、ともに行動する。まずはやってみて、行動の結果を話し合い、軌道修正しながら進みます。成功も失敗もチームで経験し、学習をしていく。誰かの役に立つ、貢献する喜びこそが、個人の人生をも豊かにし、成長させると考えています。リーマンショック、東日本大震災…。幾多の危機も、チームだからこそ乗り越え、結束力を高める機会にできたという自信が、私たちの強みです。
チーム経営を支える
業務の見える化とデジタル化
これまでの10年間で、インターネット社会が人びとの暮らしや仕事のやり方を大きく変え、そして同時に、社会の成り立ちや産業構造も、大きく変わろうとしています。こうした変化のスピードはさらに速まり、これから20年後には、おそらく現在からは想像もできない世界になっていても不思議ではありません。
今野製作所では業務の見える化とデジタル化を積極的に推進しています。
それは、東京、福島、大阪と場所の離れた社員が、一体感を持って「一緒に働く」ためです。「ビジネス参照モデル」という先端的な改革手法を用いて、業務のよい流れをつくり、それぞれの担当者が何をやるべきで、どのように全体につながっていくかがわかる仕組みを、社員全員の力で構築し、維持・カイゼンしています。
また、» 一般社団法人インダストリアル・バリュチェーン・イニシアティブ(⻄岡靖之理事⻑ 法政大学デザイン工学部教授)に幹事企業として参加しています。ここでは製造業がデジタル技術やデータを有効活用して生産革新、業務変革をしていくための具体的な課題解決手法が議論されており、IVIスマートシンキング等の「ITカイゼン手法」を学び、社内のシステム構築に実践しています。
今野製作所の『チーム経営』は、全体像が見渡せて、各担当者の役割が有機的につながる、「人間が主役のデジタル基盤」のうえに成り立っています。